全日本気功師会・気功総合療術院・気功師養成学校レポート用紙

外気治療と医者父母心

飯塚 ○○

  先生は常々「自信を持て。」とおっしゃっていました。治療経験のない私自身なかなか自信というか確信が持てず、これまで中途半端な自信だけでやってきていました。そのためいつしか「治そう、治そう」という気負いと、「自分が、自分が」という意識が強くなりすぎ、ついつい基本を忘れてしまっていたようです。先日、川崎医院で先生の治療風景を見たとき、そのことに気づかされました。先生は患者さんの患部をとても愛しいもののようにやさしく気で包んでいました。先生が「医者父母心」といわれたとおり、われわれが患者さんに差し上げる「気」は「愛」または「慈悲」というエネルギーであること。そして、病を治すのは患者さん自身であること。我々はそのきっかけであり、お手伝いにすぎないこと。このことに気づかされたときでした。さらに、治療の基本は患者と我々の信頼関係の上に存在することを思い出させてくれました。

  この「愛」という情報がインプットされた「気」という未知なるエネルギーは、それほどに力を持つものなのでしょうか。私は以前、ガンその他不治といわれる病から奇跡的に自己の持つ自然治癒力によって生還した人々が自身の回復に至る経緯を書いた本を読んだことがあります。そこには医者から見放された彼らがなぜ病を克服できたかが彼ら自身の言葉で書いてありました。私がここで注目したのは彼らの心の変化でした。いくつもの事例がありましたが、そのほとんどすべてに共通していたのが患者の心に起きたある一定の変化です。その心の変化として、あるガン患者は次のように言っていました。「ガンを作ったのは自分自身だということに気づきはじめました。自分自身のふるまいがガンを作ったんです。そのことに気づくとガンを愛さなければならない、決して攻撃してはならないと気づいたんです。」また、別の患者は、こういっていました。「わたし、自分がこれまでの人生でやってきたことは、いつも同じパターンの繰り返しだったということに気が付きました。いつも神の前でこういっていました。『私がこれをします。私があれをします。』ってね。でも、去年の秋、生まれて初めてこう思いました。『おまかせします、なんであれ、起こることが起こりますように』って。」

  細胞には本来素晴らしい自然治癒力があり、これを邪魔しているのは、その人の「負の考え」ではないかと思います。病気や事故に対する後悔や恨み、そして、治そう、治そうと必死に念じることがかえって心に内在する「治らない」という負の考えを増長しているのではないか。この負のイメージがなくなれば、自然と治癒力が発揮されるのではないか。「愛」という意識は、「心地よい気持ち」であり、「細胞に余分な力がかかってない状態」であり、細胞の緊張をとき、本来持つ治癒力を発動させるものと思われます。これらの例のように、現実を受け入れること(・・・・このことはカルマの法則にも繋がっているように思われますが)は、それが何であれ、結果が現れたこと(=因縁が終わったこと)に感謝する気持ち、そのような心の転換によって細胞への負のイメージ・緊張状態が解かれ治癒の扉が開かれるものと思われます。よく肉体は人間(=霊体)が三次元で活動するための乗り物であるといわれますが、こう考えると人は自分の体を大切にしなければならないということが良くわかります。病に限らず何であれ自分自身に起こったこと、そのことについての不平や不満、恨みを抱くのではなく、そのすべてをありのままに受け入れること、そして、すべてを愛すること。これまで、さまざまな宗教でいわれてきたことですが、このことが今、改めて実感として感じられます。

  また、ある報告によればガン細胞にある特定の周波数のエネルギーをあてると死滅するといわれます。そして、あらゆる病原菌やウイルスには固有の死滅する周波数があるそうです。「気」のエネルギーは、基本的には地球の共振電磁場の周波数と同じ8Hz程度であるといわれていますが、実はその中には様々な周波数が含まれているそうで、これらが病気や怪我に作用するものと思われます。私が想像するには、発揮者の意識によって、この病気や怪我に作用する固有の周波数の波長が強まるのではないかと思います。逆に人々の抱く「負のイメージ」は細胞にとって負の波長(・・・治癒力を抑制する波長)をあてていることになるのではないでしょうか。

  私は患者さんの病を治すベストな方法は、患者さん自身の心の転換・受容の心であろうと思いますが、我々にできることは、細胞が本来持ってる治癒力を発動させるために患者さんに代わって患者さんの細胞・DNAに「愛」というメッセ−ジをこめた「気」というエネルギーを送ることではないかと思います。

  では、この「気」というエネルギーをいかにしたら、より強くできるのでしょうか。これについて私なりの考えを述べたいと思います。私は、気功を始める前、ヨガの呼吸法であるプラーナーヤーマをやっておりました。ヨガでいうところのプラーナは気のエネルギーと似通った概念で、このプラーナを自在にコントロールすることがプラーナヤーマの目的です。そして、この中で重要な位置を占めるのがチャクラの開発です。人間の体(肉体ではなく、エーテル体やアストラル体に属する)には主要なチャクラが7つあるといわれており、このチャクラを開くこと開放することが、プラーナヤーマ実践の大きな条件となります。私は以前、このチャクラを開くというセミナー(セミナー本来の目的はヒーリング能力の開発ですが)がある事を知り、これに参加しました。参加者のほとんどは気功経験など全くない人たちでしたが、チャクラ開放後(先生がアチューンメントという儀式を各人のチャクラの部位に行う)は、各人の「気」の力が明らかに数段上がったのがわかりました。チャクラを開くことによって、宇宙エネルギーが体内に流入するチャネルができあがるということです。患者または有機体に触れることによって主にサハスラーラチャクラ(百会の部位)から本人の意思とは関係なく自動的に宇宙エネルギーが体内に流入し、自分の手を介して患者または有機体に伝わります。人によってはこれで病気や怪我が瞬時に治ります。この手当て療法は日本で長く行われていたものだということです。

  このように人はチャクラとその気道(背骨の中にある)を開放・浄化することによって、気の流れをスムースに且つ強力にすることができるのです。私はサハスラーラチャクラが完全に開いているという人にあったことがありますが、その人の気は電流のようにバリバリと私の肌を刺激しました。物を念力で動かしたり、空中に浮かせたり、労宮穴から発光(プラズマ?)を出したりと超能力的なこともできますが水脹れになった火傷も瞬時に治してしまいました。

  最後に21世紀は、医者に頼ってきた人には大変な時代になるといわれています。医者が治せない病気が増えるからです。また、今まで効いていた薬がこれまでのように効かなくなったり、副作用が出てきたりするようになるからです。これまでの西洋医学が万能とされていた時代から東洋医学の時代へ、そして物質から心の時代へと転換が始まります。これまで以上に気功に対する認知度も高まり、必要とされることと思います。私自身このような時代の転換期に先生のもとで気功を学べたことに感謝すると同時に何か不思議な縁を感じざるをえません。