全日本気功師会・気功総合療術院・気功師養成学校レポート用紙

気功外気臨床治療の体得

小渕 ○○

平成12年10月 レポート

  去年の11月9日より気功を始めました。その少し前の6月に座骨神経痛になり、一ヶ月間苦しい思いをしました。幸い鍼灸治療で治りましたが、再発防止策を考えてるうちJR駒込駅の看板を見て、張先生の生徒になりました。

  実際に気功をやってみて思うことは、気功をやって良かったということです。練功を初めて30日目くらいで、懐・・・の時、気を感じるようになりました。大変うれしく"私にも出来るんだ"という自信に似たものを感じました。このことは、張先生や他の方々の気をもらったことと、"毎日の練功のたまもの"と思いました。毎は続けることが大切だと感じました。

  訓練の感想としては、日が経つにつれて、「自分は病気にならない」という気持ちが強くなったことがあげられます。ストレスもたまらないし、癌にもかからない体質が出来たと思えるようになりました。また、対人関係においても心に余裕があり、多少のことでは腹を立てなくなったようです。また、モノの考え方も変わりました。これまで以上に自然に目を向けるようになりました。庭に咲く花の色の美しさに感動し、早朝の太陽をまともに見るようになり、また、お月さんが今日はどこに出ているか気になり、夜空を眺めて北斗七星はどこにあるのだろうと探すようになりました。また、森に出かけたときは大きな息を意識して吸い、神社や寺院を訪れたときは、大きな樹木に近ずき、手をかざして気が出ているか試すようになりました。

  さて、今後のことですが、私の周りに病気で悩んでいる人がいます。リウマチの妻、不整脈の先輩と同級生、腰痛、小脳萎縮症の友人などです。せっかく、外気治療法を習っているのですから、これらの人の自己回復力を高めてあげたいと思っています。また、この素晴らしい気功をたくさんの人が体得して健康になって欲しいと願っています。癌の予防やストレス解消に役立てば幸いです。以上のように、まず、自分自身の心身を健康にし、その上で、周りに困った人があれば自己治癒力を発揮できるように手助けしてあげる。このように考えています。ただ、これからの課題としては「"気"とは何か」が解明されておらず、気功が正しく認識されているとは言えません。目に見えないものだけに、他人が理解しやすいような、また、気功を広めてゆく上で役に立つような学術論文など参考にして、自分なりに「"気"とは何か」を追求していきたいと思っています。

  "良いものは必ず広まる"これが私の信念です。

平成12年12月 「気功外気臨床治療の体得」

  私は、昨年六月に、突然、座骨神経痛に襲われました。一ヶ月間、腰と左足が痛くて近くの整形外科と鍼灸治療院で治療を受け、治すことが出来ました。再発防止のために、十一月九日より、この専門学校に通っています。この学校で体得した気功により、外気臨床治療を三例これから述べます。

  その一。私自身への治療。 座骨神経痛の後遺症で、左足の痛みが少し残っていましたが、毎日の"練功"の後に気を左足に入れているうちに、ほとんど痛みがなくなりました。

  その二。妻への治療。 妻55歳。リウマチで数年前から体中の関節が痛みます。整形外科に通っておりますが、手の指の関節や手首、膝が痛みます。とにかく、冷え性で血流が良くないのが、原因と思われますので、血流を良くする為に、全身、内臓、神経の調整とその時その時に出てくる通処の調整を行っています。その結果、痛みは相変わらずですが、以前と比べると痛さが柔らいできたと言っております。収穫としては、治療が終わった後に"有難う"という言葉が聞けるので、夫婦間のコミュニケーションが良くなったように思います。

  その三。谷垣氏。 65歳。病状は脳梗塞後癲癇症。動作が緩慢で右手が不自由。話す言葉が不明瞭。去年八月に脳梗塞で入院し、一旦回復されたが、今年十月に癲癇発作があり、再度入院された。現在は自宅療養中です。治療方針は@癲癇の再発防止A内臓の強化B左手の療術と決め、11/24,12/1,12/7,12/15の四回療術を行いました。全身調整の後の内臓調整では、心臓部が弱っていると思われる為、心臓部の上部より、直下に何度も気を送りました。また、神経調整の時には、特に右手が不自由なので、左の頭から右手方向への気の送りを多くしました。また、癲癇防止の為に、頭部に良く気が巡るように頭部全体に気を送り、百会のツボより気を入れました。療術の後、感想を聞いたところ、療術中は気持ちが良く、気が通っていることがわかったとのこと。(療術中はいびきをかいて寝ておられた)奥さんと娘さんは目が生き生きしてきたと言っておられました。

  また、癲癇再発作の不安を取り除く為に、二度と発作が起こらないという意識を持つ事が大切だと思うので、「癲癇は起こらない」と自分に言い聞かせて、潜在意識として定着するように、繰り返し口に出して言うようにお願いしました。また、回復を早める為に、呼吸法の"亀息法"を教えてあげました。そして運動不足の解消の為に毎日散歩をしておられるので、"行功"の"吸吸呼"の歩き方も指導しました。このように、病気に対して療術のみでなく、日常の生活の中で少しでも病状がよくなる方法を取り入れた総合的な治療が大切だと思います。

  これまで、やってきたことの中で、痛切に感じることは、まず、外気臨床体験を数多くやる以外外気功の上達方法はないということです。体験を積まなければ習ったことが生かせない。習っている間は、常に学習のみであり、受身の立場である。体験することにより生きた勉強が出来るし、自信も湧いてくるし、人の役に立つことにもなります。まず100人を治療することを目標にしたいと思います。次に、たくさんの人に気功を身につけて欲しいと思います。気功をやることにより、健康長寿となれば、日本の医療費の低減に寄与できると思います。気功をまわりの人々に教えてあげたいと思います。その為にはまだまだ勉強不足であり、気功が人体に大きな影響を与えるものだけに、医学の知識も必要だと思います。少なくとも解剖学と病理学は学ぶべきだと思います。理論と実践を身につければ、鬼に金棒です。これからも、自己研鑽に励みたいと存じます。