全日本気功師会・気功総合療術院・気功師養成学校レポート用紙

外気治療についての体得

小川 ○○

  私はこの一年この学校で動功、静行を通じ、また患者さんのいろいろな症状を外気治療をさせて頂くうちに気の存在というものをはっきりと認識することができました。

  まず最初に驚いたのは、人それぞれ気の感じ方が全く違っていることです。ある人は何か暖かいようだとか、何かに押されているみたいだとか、電気が走っているみたいなど様々な感想がありました。中には何も感じないという方もたくさんいましたが、治療効果は何か少しでもあったようです。

  私は鍼灸師の仕事をしており、その治療の際併行して外気治療をさせて頂いていましたが、それだけでなく、外気治療だけで治療したことも何度もあります。その場合はまず患者さんに気功がどういうものか、気とは何かということをよく説明し納得して頂いてから治療をするようにしていました。患者さんの気持ちの中の疑いを少しでも少なくしてあげることがその後の治療効果を大きく左右することは鍼灸治療についても同じです。

  ある患者さんを治療した時のことですが、自転車で転倒して膝を強打して左膝が真っ青になってびっこをひいて歩くことも出来ないような人を治療した時のことです。まず椅子に座ってもらい、針治療を施したのち外気治療をしてみました。するとそのとたんに膝から全身が熱くなってきたと言い出して大丈夫かと心配されたので、気が入ってるからだから何の心配もいりませんと安心させて15分間程続けて終わりました。そのあと少し屈伸を2〜3回してもらうと膝の痛みがかなり楽になったと大変驚いていました。青くなったのはまだそのままでしたが、最初はびっこをひいて歩けない様な様子だった患者さんが殆どびっこをひかずに歩いて帰っていき、本人も大変驚いた様でした。また次の日にもう一度会った時には膝の青いのは少し残っていましたが痛みは全くなく、もう普通に歩けると言って大変喜んで下さり、もう一度10分程外気治療をしてその時はちゃんと治療費を頂きました。これが意外と大切なことで、無料にしてしまうと患者さんの気持ちにそれだけのものなんだとという気持ちが働いてしまって、次回からの治療効果に影響がでることが少なからずあることがわかってきました。

  人の心理というものは本当に不思議なものです。また、治療をする側にもちゃんと気が届いて治療効果が必ずあるという自信を持ってするのと本当に効果があるのかなといった少しでも不安を持ってする治療では全く効果が違うことも体験しました。治療者側の自信とか不安とかいった想念の波動がそのまま気の波動に乗ってしまって治療効果をかなり左右しているようです。また、練習中に前に座って静功している人に何も言わずに外気を送って前に押したり後に引いたりしてみたところ、そのうちその人の体が私の動かす通りに動き始め右から回すと体は右回りに、左から回すと体は左回りにぐるぐる回り始めました。もちろん本人は後から外気を送っていることなど知らないはずです。後で尋ねてみると、初め体が押されたり引っ張られたりして、そのうち手の指の先までびりびり痺れてきて、身を委ねていると体がぐるぐると回りだして自分では止められなくなったと言っていました。この体験で、たとえ本人が知らなくても外気はちゃんとその送った相手に届いて効果を上げることがわかりました。

  その後、私の母が持病で膝の痛みがあるので外気治療をしてみると、30分後一回立って屈伸してみてと言ったところ軽くすっと立てて屈伸も難なくこなし本人は私が一度も膝に触れることなく痛みが消えていたことに大変驚いていた様子でした。それから色々なところで歯が痛い人、生理痛のひどい女の子、便秘がひどい人、腰痛に悩まされている人など体調に何か不調を抱えている人に会うと必ず外気治療をしてあげています。すべてがすべて目覚ましい効果があるわけではないですけど、私は将来鍼灸治療と外気治療を併合して治療院を開業するという夢がありますので、どんな体験もその際必ず役に立つと思い、頑張ろうと思います。また、自分自身の健康が思わしくないので、練習で習った五禽戯などの養生功や動功、静功をできるだけたくさん練習し精神集中力や肉体的な健康などを養っていこうと思います。また、現代の西洋医学の様な体の悪い部分をそれぞれ別にバラバラ考える治療ではなく、東洋医学でいう「全機性」(人は一人一人全部違って病因や症状も人それぞれ違う。また、体全体全部でバランスを取って機能していて一カ所を治せばそれで終わりではなく全体のバランスを取りながら治療しなければならない。)

  また、陰陽五行説や相死囚休といった相生相克や季節での違いなどをよく考えて治療を行わなければならないと思っています。また、西洋医学の解剖学的な知識も大変重要だと考えています。私は今迄必ず脈診や腹診等の時にはOリングテストなどや筋診断、Fテストなどあらゆる方法で診断を下してきました。これからもそういう姿勢を変えずに治療家としてのまた、気功師としての技術の向上を目指し、一人でも多くの人を病から救ってあげられる様に、また、社会に貢献できるように一層頑張っていきたいと思っております。