全日本気功師会・気功総合療術院・気功師養成学校レポート用紙

遠隔気功について

岡林 ○○

  まず遠隔気功について私の考え方から述べてみたいと思います。普通一般的には遠くに離れている人に対して気を送って治療するという考え方は、すんなりと受け入れられないと思います。そんな馬鹿なことがあるか、単なる迷信かも妄想に過ぎないと笑い飛ばす人々がいることは確かです。

  しかし、本当にそうでしょうか?脳波を見ても分かるとおり我々は常に気を発しています。虫の知らせとか、今日は主人が早く帰ってきそうだとか、あの人に会いそうだとか、いろいろの予感を持つことがあります。

  それは、その人が発する気を我々が受診しているからではないでしょうか? 特に親しい人とか、身近な人々に対しては受診しやすいのではないでしょうか?

  また、亡くなった方が夢枕に立ったとか言うことも聞きます。亡くなられたその方はきっとその人に逢いたかったのでしょう。 世界のいたる所で呪いとか魔よけとかが行われています。日本でも藁人形に5寸釘を打ち込んで呪いをかけたり恨みを晴らしたりすることがありました。

  果たしてこれも、単なる迷信でしょうか? これも一種の気と考えられないでしょうか? 気を特定の人に向かってそれを送ればそれはどうなるでしょうか?

  また、嬉しいことがあって電話した時、こちらがまだ何も言わないうちに相手の方かに「何かいいことあったのと違う?」と言われたことはないでしょうか?

  私は良くあります。今度は祈りについて考えてみようと思います。親は子に対して、子は親に対して、病気になったとき良くなって欲しいと心から祈り願うことでしょう。

  又、神に向かって多くの人々の祈りの力は大変大きいと思っています。 人間が考え思うということは、それだけ多くの気が発せられているということです。

  宇宙探査機が遠くの星の映像を微弱な電波で地球に届けているように、私たちも特定の人に向かって気を発すれば、そこに届くのは当然のことです。気の性質、或いは気の特性は一人一人違います。

  私たち気功を学ぶ人間として遠隔気功に関して少しの迷いも疑問もあってはならないと思います。 気功師は、その霊性も高めなければならないことは当然のことです。

  張先生が「気功師は優しい心と思いやりの心を持たなければならない、そして強い自信と信念が必要だ」と常におっしゃっておられることを私たちは肝に銘じなければならないと思います。

  私たちは、単に相手に気を送るだけでは治療にならないことを知っている必要があります。 次に遠隔治療の場合、私の貧しい学習経験から得たことは相手の方に、日、時間を知らせて気を受ける心構えをして頂ければ良い効果があるように思います。

  患者さんを気の受信体(アンテナ)と考えれば、気を受けるのによりよい状態になって頂いてもらってから、気を送ればより効果があるのではないでしょうか。

  また、患者さんに気を送ることを知らせることが出来ない場合は、まず先にゆったりとリラックスするように気を送ってから治療するように心がけています。

  気の治療で一番大きな障害となるのは、気に対する無関心ではないでしょうか? 私たちがこれから必要としているのは、気に対する知識をもっと広く伝えることではないでしょうか?

  宇宙からのエネルギーを取り入れ、大自然と融和し心と体を癒すことが人類の幸せに繋がると思います。 私たち気功を学ぶものとして自身の霊性を高め多くの人々に役立つよう、努力することが大事だと思います。

  私は病気を治療することだけが気功師の役目だとは思っていません。もっともっと大きな役割があるのではないでしょうか?

※遠隔気功の実験
  日時:平成12年10月5日 午前10時
  場所:日本医科大学から張先生が発気 東京工業大学で樋口先生が立ち会い 被験者:岡林顕彦 取材:NHK 実験日の当日、東京工業大学でリラックスして実験を受けるためにネクタイを取りユニホームに着替える。実験の前に血液を3本取る。脳波計を付けてからしばらくリラックスするための時間を取る。

  【実験】張先生から気が送られてくるのが最初は少し分からなかった がお腹あたりが温かくなり気が送られてきたことが分かった。気を送ること中止したときは少し時間が経って分かった。次に気が送られてきたときには、すぐに分かり、「来た来た」と興奮してしまいリラックス状態にはほど遠い有様になってしまった。

   (血液採取)気が送られたり中止されたりした実験が繰り返されたが、送られてきたときの方が分かりやすく、中止した時は少し時間が経ってから分かった。この間に何回か血液の採取があった。

   この実験中は治療を受けている時のように、ゆったりとしたノンビリした気分には、ほとんどなれなかった。少しはリラックスしたのだが、気が送られてくるたびに来た来たと嬉しくなって興奮してしまい、遠隔治療の実験データとしては何の役にもならなかったのではと申し訳なく思っています。私はこの実験で遠隔気功を経験して改めて気功のすばらしさと、気功を学んでいることを嬉しく思っています。