全日本気功師会・気功総合療術院・気功師養成学校レポート用紙

手脈診断及び遠隔治療の体得

田岡 ○○

1.はじめに
  このBコースを学ぶ前から、千里診脈と遠隔治療の話は聞いていて、内容も大体想像できたがAコースと違い、まさか自分がそうできるなどとは思えなかった。最初に千里診脈の感所を教えてもらい、いつもの基本練習での「飛天一吸」の意義が初めて良く分かった。それ以降この練習を丹念にやるようにした。しかしながら全く自信がなく、講義前半の3ヶ月位までは診脈テストを受けるのが嫌で、仮に当たった場合でもその気がしなかった。

    また、電車の体面の人やテレビに出てくる人を試してみたが、集中力がない為か手脈としてあまり出なかった。

2.千里診脈の体得
  上記の通り全く半信半疑の状態で、それでも講義で教わった養脈のいくつかを少しずつ加えてやってみた。そのうちに診脈テストも良く当たるようになり、感じ方とかを先生から教わっているうちに「自分も少しは出来る様になったのかな?」と思えるようになった。しかしながら誤魔化しようがないのが「病名」を当てることで、それが炎症程度のものか、あるいは癌までいってるのか病状の程度が良く分からない。つまり手脈のお感じ方の強弱に正しい判断が下せないレベルである。この辺は自分の体験で培うものなのかもしれない。

  また、私の場合、手脈よりも「体脈」の方が先に出ることも多い。体脈は自分の悪いあるいは弱い個所(私の場合特に胃腸)が敏感に反応するような気がする。というのは、胃〜食道のガン患者の場合、いきなり吐き気から始まるからだ。また、死者や下半身の悪い人の場合膝から下が必ずスーッと冷たくなる。手脈より体脈が強いのはよくないことだと思う。

  日常での変化としては、7月初旬のある日の夕方、16:00〜16:10の10分間に特に左手がかなりの痛みに襲われた。気がピリピリなどという程度でなく、明らかに手の中をグイグイと突き込むような鈍い鈍痛だった。それは突然起こり、ちょうど10分位でフッと消えて行った。後で先生にこの話をして、考えられる原因を教えていただいた。左手が敏感になってきた喜びと一方で何が起きるのか分からないという不安があった。

3.遠隔治療 〈学校での練習〉
  練習の最初の頃、末期ガンの患者に気を送るのがあった。その練習では、気がどんどん気持ちよく送れる(患者に吸い取られる)感じで、終わった後大変疲れた。体脈的にもすごく気持ちが悪かった(吐き気が続いた)。この時、自分の先天的な気を出していたのだと思う。これは十分用心しなければと思った。講義の後半になってからの練習では、気の出し方は慣れてきて疲れることは無くなったが、確実に届いているという感覚がなかった。また最初の頃のように体脈としてひどく出ることは無くなった。

4.治療実習
  @ 対象名者:川村○○ 85歳(1976.7.1生 女 辰年)埼玉県在住(会社同僚の母) 8/20 基本練習を1時間行った後、実施

  まず診脈で病所の判断、胃・鼻・腎臓、両足、心臓の箇所が感じられる。脈に沿って左手に気をめぐらしながら、川村さんを呼び込み、眼前に座るイメージで行った。頭部に気をめぐらし、反対側から邪気も抜く。五行相生を2度繰り返し、次に腰部から両足に気を送り込む。委中及び足先より邪気を抜く。最後に体全体に気を巡らす。所要時間15分間、後で電話で同僚に感想を聞いてもらった。結果はなにも感じなかったとのこと。かなりショックを受ける。何が悪かったのかが分からない、集中力なのか・・・。いずれにしても体脈が出てないということは、相手に気が通じる状態にはなかったのかもしれない。

  A 8/22、一昨日実施した川村ことさんに、もう一度試みた。 今回は基本練習で最後の成功で十分時間を取り、集中力を深めた。まず診脈では前回のように、多くの箇所ではなかったが胃と食道の箇所が強く反応し、軽い吐き気をもようした。方法として、前回は眼前に患者を呼び込むイメージのやり方がうまくいかなかったので、とりあえず念が通じるかどうかを目標として、ひたすら川村さんの方向に気を送り込む、体全体に気を巡らすことをやってみた。所要時間15分、5分後結果を聞いてみた。

  川村さんは、ちょうど気を送った8:45〜9:00までの間明らかに体が軽く感じられたと言い、その後すぐ以前の重い感じに戻ったそうだ。その時に、「実は一昨日も同じような感じがしたのだが、どこといって特別に感じたわけではなかったので・・」との事。

  感想;今回は一応、川村さんに念だけは通じたという事でホッとしている。ただ治療というレベルにはまだかなり無理があるのではないかと思われる。 ※ 二日後、「あの日の後急に便通がよくなった」と川村さんから連絡を頂いた。

5.終わりに
  以上の通り、まだまだ体得できたと言える程のレベルではない、ただ私のような者でも試みれば念が通じるのだという確信は持てた。私としてはこの事実だけでも大変な能力を授かったと感激しており、お教え頂いた張先生に深く感謝申し上げます。今後、遠隔治療のレベルアップを図るにあたり、講義の中で、「自分が信じる部分、病所についてまず自信を持って臨むこと。最初から間違いも経験と心得て、より精度を高めてゆけばよいと思う。またこの診脈と治療は「念力」によるところが大きく、気功そのものも念力というパワーと表裏の関係にあるのではないかと感じた。